お寺暮らしのひろか
2015年10月1日1 分
その昔、中国禅宗では蒲を折りたたみ布で丸く(団)覆ったものを蒲団と呼び、これに坐って坐禅をしたそうです。同じころ、日本平安時代では、眠る際の寝具を「褥(しとね)」と「襖(ふすま)」と呼んでいたそうです。
さて、禅宗の到来と共に、蒲団も伝来しました。
長い年月の間に、蒲団は坐蒲、褥・襖は敷き蒲団・掛け蒲団と、呼ばれるようになり、現代に至るそうです。
四角い蒲団に団(丸い)という漢字が使われるのは、こんな理由があったんですね。
二七年 大月 正壽寺 宏香
#仏教 #蒲団 #寺嫁のひとりごと