お寺暮らしのひろか2021年12月30日1 分虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)虚空蔵菩薩さまを本尊と修する行法が奈良時代以降盛んになり国内に広まったそうです。 茨城県の村松虚空蔵、福島県の柳津虚空蔵、京都の嵯峨虚空蔵が国内三虚空蔵として親しまれていますが、愛知県稲沢市、曹洞宗亀翁寺(きおうじ)にも虚空蔵菩薩が祀られています。...
お寺暮らしのひろか2021年11月30日1 分真達羅(しんだら)普賢菩薩の化身とされる真達羅大将は、寅の守護神将です。 寅という文字は家の中で差し向かいになった人が弓を持ち大切な約束を誓う場面を表した象形文字が起源にあり、手を合わせて協力する意味があるそう。 新たな芽が出る時、何かと困難がつきものです。あらゆる人々が手を携え助けあえばき...
お寺暮らしのひろか2021年10月26日2 分首座(しゅそ)修行僧の代表を「首座(しゅそ)」と呼びます。 大変栄誉あるお役で、新住職を迎える普山式や道場の安居(修行)期間中に配役されるそうです。 首座法戦式では、指導者が修行者を指導する際に使う「竹箆(しっぺい)」を授かり激しい禅問答を繰り広げる様子はすごい熱気と迫力です。...
お寺暮らしのひろか2021年9月29日1 分木版(もっぱん)曹洞宗のお寺では大抵どこかに分厚い木の板と木槌が下げられています。 時間やタイミングを知らせる木版(もっぱん)という道具です。 本山へ修行に上がる時にはこれを打ち鳴らして入門を請うそうです。 使い込むほどに木槌で打ち鳴らす処が抉られて、長い年月をかけ水滴に抉られた岩孔のよう...