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執筆者の写真お寺暮らしのひろか

退屈(たいくつ)



暇を持て余すことを表す言葉ですが「退いて屈する」とは穏やかではない様子です。

元は拭えぬ煩悩から僧侶が修行を断念することを指す仏教語なのだそうです。修行をやめてやることがなくなり呆然としている場面が切り取られ現代の意味へと転じたようです。

情報過多な現代ではやることがありすぎて、何もしない時間はむしろ貴重で大切だと感じられる方も多いようです。

退屈でも熱中でもなく、ただ今を感じる坐禅が注目されるのもわかるような気がするのでした。


令和六年 十月 お寺暮らし画帖 正壽寺 ひろか 合掌


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