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執筆者の写真お寺暮らしのひろか

維摩居士


  釈尊の弟子の中には、出家をしていない在家の弟子もいました。その一人が、毘舎離城の富豪・維摩居士です。

 彼は数多の出家弟子や菩薩であえも次々に問答で論破しながら、仏教の「空」の教えを説きあかしてゆきます。「居士」とは現代では亡くなった後に戒名として見聞きしますが、本当は在家で悟った男性のことで、生きた人にこそ用いられたのです。

 最近流行の生前戒名は、実は仏弟子として普通のことだったんですね。

二八年 啓月 正壽寺 宏香

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