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無常


勢至菩薩

すべてのものは移ろい、同じままではいられないという真実を仏教は無常と名づけました。


卒業、転居、役目の終わり、この間まで当たり前にあったものが、今はもう同じ形ではありません。

しかし別れは失うことだけを意味しません。共に過ごした時間は消えることなく心の内に残り、次の歩みを支える力となります。


春は終わりの季節であると同時に、始まりの季節でもあります。

別れの中にこそ、新しいご縁の芽がすでに息づいているのでしょう。


令和八年 三月 お寺暮らし画帖 正壽寺 ひろか 合掌

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