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救世(ぐぜ)


勢至菩薩

「救世」とは、迷いや苦しみの中にある人びとを救い導くはたらきを意味する仏教語です。自分だけの安らぎではなく、他者へと手を差し伸べる心のあり方ともいえるのではないでしょうか。その象徴として知られるのが救世観音です。奈良・法隆寺に伝わるこのお姿は、聖徳太子の御影とも伝えられ、太子の「世を安らかにしたい」という願いが重ねられてきたそうです。人を思い共に在るそのまなざしに、私たちもまた自らのあり方を映していきたいものですね。


令和八年 五月 お寺暮らし画帖 正壽寺 ひろか 合掌

 
 
 

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