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執筆者の写真お寺暮らしのひろか

蒲団


その昔、中国禅宗では蒲を折りたたみ布で丸く(団)覆ったものを蒲団と呼び、これに坐って坐禅をしたそうです。同じころ、日本平安時代では、眠る際の寝具を「褥(しとね)」と「襖(ふすま)」と呼んでいたそうです。

さて、禅宗の到来と共に、蒲団も伝来しました。

長い年月の間に、蒲団は坐蒲、褥・襖は敷き蒲団・掛け蒲団と、呼ばれるようになり、現代に至るそうです。

四角い蒲団に団(丸い)という漢字が使われるのは、こんな理由があったんですね。

二七年 大月 正壽寺 宏香

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